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増毛の注意点

比較的手ごろな料金でしかも短時間で楽にボリュームアップできる増毛ですが、デメリットもあります。

育毛について

髪の毛が伸びると…

髪の毛は1日に0.3〜0.4mmくらい、1ヶ月で1.0〜1.2cmくらい伸びます。するとだんだん結び目が根元から移動してしまい、3ヶ月経つと根元から3〜4cm離れたところへ移動してしまうことになるのです。人工毛髪は伸びませんので、ちょうどほうきのような状態となってしまいます。初めのほうは満足のいく状態であったとしても自毛の成長と共に、スタイルが崩れてきます。ブラシが結び目にひっかかるようになってきますし(せっかくの人工毛髪がひっかかって抜けやすくなる)、見た目にも不自然な状態となって周囲に気付かれないとも言えません。

そうなると、結び目を根元へ再度移動させる施術が必要になります。業者によって費用は様々ですが、増毛は2,3ヶ月に1度はメンテナンスが必要で、案外維持費もかかるということも知っておいてください。

自然脱毛があります

髪の毛は通常毎日80本から100本自然に抜けます。初めに増毛を行う際、抜けない髪の毛か自然脱毛してしまう髪の毛か見分けることはできませんので、人工毛髪をつけた自毛が抜けないとも限りません。1本抜けると数本抜けたような印象をうけますが、人工毛髪が結びつけてあるので抜け毛自体が増えたということではありません。

抜け毛で減ってしまった頭髪を、増毛初期のスタイルを維持したいという方は定期的に人工毛髪を補充しなければなりません。

自毛が残っていないと増毛はできない

増毛は自毛に人工毛髪を結びつけておこないますので、ある程度残っている方ですとその自毛を利用して髪の毛が生えていない部分もカバーできますが、まったく髪の毛がない方には施術できない技術です。

自毛に負担がかかる

増毛を行いますと今までよりも1本の自毛に数本の負荷がかかるようになります。弱くなっている髪の毛ですとさらに負担を受け抜け毛の進行を早めてしまうこともあります。

人工毛髪について

増毛は、自毛に人工毛髪を結びつけてボリュームアップするものですが、この人工毛髪についても良く知っておかなければなりません。

人工毛髪とは身体に拒否反応が表れない合成物質でつくったものであり、モダアクリル・塩化ビニル・ポリエステル・ポリアミド単繊維などの化学繊維が原料となっています。最近のものは耐熱性もアップしておりドライヤーの熱で溶けるということはまずありません。

■人工毛髪の特徴

  • 化学繊維なので人毛に比べて水に強く乾き易い(人毛は水分を含むとカールするが、人工毛髪は湿度、水分の影響を受けにくい)

  • 人毛に比べ重さが半分以下

  • 人毛は日光や電球など紫外線を含む光に透かした時に赤く見えるが、人工毛髪は元の色のまま

  • シンナー系のヘアスプレーなどは使用厳禁である

  • 人毛よりも耐久性が優れている

  • 専用のシャンプーやブラシを使用したほうが良い

表面に無数の細かな傷をつけ人毛のキューティクルに似た状態にするなど、人工毛髪をいかに自然な髪の毛に近づけるかという研究が年々進み、いろいろな人工毛髪が開発されていますが、やはり自然の髪の毛とまったく区別がつかない!という完璧なものはまだありません。しかし、普段生活するレベルではわからないという人工毛髪もあります。

人間の髪の毛は人種によって髪質は異なりますし、くせ・色・量と個々人の個性とおなじようにそれぞれ差があります。増毛を行う際は、初めに業者が自分の髪の毛にできるだけ近い人工毛髪を選んでくれますが、自然に近づけば近づくほど費用のほうも値がはるようになります。ファッションとしてつける安価なウィッグなどの人工毛髪を見てみるとよくわかりますが、安ければ安いほど品質も落ちてきますし見た目の不自然さも高まります。カツラや増毛に使われる人工毛髪は自然さを重視しますのでやはり高価になってくるのです。

増毛した人工毛髪は、カツラの場合と違い自毛といかに馴染んで自然に見えるかということが重要となってきます。髪の毛は抜けたり新しい毛が生えたり日々入れ替わっているものですが、人工毛髪は追加で増量する以外には全く入れ替わりはありません。増毛初期の頃はサラサラだった人工毛髪も、時間の経過とともに疲弊してきます。ほこりや油などの不純物やシャンプー・リンスなどの溶剤などが蓄積され、日々の洗髪、ブラッシングよっても傷がつき、だんだん滑らかさがなくなってきたり先端がカールしてきたり劣化していきます。すると人毛との違いが気になりだしますので全体的に不自然な印象を持つようになります。

最近ではコラーゲン入りの人工毛髪なども開発されてきていますので、研究の進み具合によっては本当に満足のいく人毛に近い人工毛髪ができるかもしれません。

このように、増毛は手軽にボリュームアップができるという利点と人工毛髪であるゆえに人毛との差がどうしても出てしまうという欠点もありますので、よく検討したうえでご利用ください。


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